谷口和弘って何者?ミスチルの所属会社社長に登りつめた男の正体は?

週刊文春の記事によって、4億円にものぼる裏金を作った人物とされてしまった、ミスチルの所属事務所社長の谷口和弘さんってどんな方なのでしょうか?

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谷口和弘は何者?

https://www.musicman.co.jp/interview/19712

プロフィール

  • 名前: 谷口和弘
  • 年齢: 47歳(2024年現在)
  • 生年月日:1976年12月10日 三重県生まれ
  • 1997年 株式会社 OORONG-SHA 入社
  • 1999年 Mr.Children マネージャー
  • 2014年 株式会社エンジン 設立

キャリアの始まり

  • 学歴: 音楽系の専門学校を卒業
  • 最初の仕事: ローディー(機材運びのバイト)

Mr.Childrenとの関わり

  • 桜井和寿との出会い:
    • 趣味のサッカーを通じて桜井和寿に気に入られる。
    • これを足掛かりにMr.Childrenのスタッフとなる。
  • マネージャーとしての成長:
    • 20代半ばでMr.Childrenのチーフマネージャーに就任。
    • 前所属事務所「烏龍舎」時代からマネージャーを務める。

エンジン社の設立

  • エンジン社の設立:
    • 2014年にMr.Childrenとともに独立し、エンジン社を立ち上げる。
    • エンジン社の筆頭株主は、ドラマー鈴木英哉が代表を務めるメンバー4人の会社「特上モンブラン」。

業界での評価

  • 音楽ライターの評価:
    • 「音楽的センスやアーティストを売り出す才能はないが、気が利く印象」
    • 桜井和寿や他のメンバー、烏龍舎代表の小林武史への気配りのバランス感覚が良いと評価。
  • 外部からの評価:
    • レコード会社などの取引先に対しては高圧的な態度。
    • 年収は1500万円程度だったが、西麻布のラウンジやキャバクラで豪遊していた。

生活スタイルと趣味

  • 豪奢な生活:
    • 2017年に3億円近いとみられる延床面積200平米超の邸宅をキャッシュで購入。
    • 年収1億円と豪語し、車や高級時計を所有。
  • 所有する車:
    • ベンツ
    • ポルシェ
    • フェラーリ
  • 車へのこだわり:
    • ポルシェのレアなモデルの購入について周囲にアドバイスするなど、成金趣味が顕著。

エンジン社代表としての不正

  • 裏金作り:
    • Mr.Childrenのコンサートを利用し、約4億円の裏金を作成。
    • 水増し請求、協賛金の着服、手数料のピンハネなどの手法を用いた。
  • 金融商品取引法違反:
    • 衣料品を扱う上場企業「プロルート丸光」の株価を吊り上げるために粉飾決算や風説の流布に関与。
    • 2023年11月に東京地検特捜部に起訴。

谷口和弘とミスチルとのつながりやエピソード

谷口和弘とミスチルとのつながりやエピソードを紹介。

サッカーに打ち込んだ少年時代

  • 谷口氏は大阪で生まれ、三重県名張市で育つ。幼少期からサッカーに熱中し、音楽とは無縁の生活を送る。

音楽業界を目指しMr.Children「ALIVE」を聴きながら上京

  • 高校時代、友人と麻雀をしながらギターに触れるようになり、音楽に興味を持つ。
  • 大学へは行かず、大阪のキャットミュージックカレッジ専門学校の音響科へ進学。音楽の仕事をしたいという強い意志を抱き、100万円を貯めて1997年に上京。

OORONG-SHAでマニピュレーター修行 〜 Mr.Childrenとの出会い

  • 上京後、ウーロビートの求人広告を見つけ、採用される。初仕事は桑田佳祐さんのスタジオでの機材運び。
  • Mr.Childrenのメンバーとサッカーを通じて知り合い、寺岡呼人さんからプリプロジェクトの参加を依頼される。
  • Mr.Childrenの『Q』のレコーディングに参加し、メンバーとの信頼関係を築く。

「ここは人生踏ん張りどころ」マネージメント業務への決意

  • マニピュレーターとしての経験を積む中で、チーフマネージャーからの誘いを受け、マネージメント業務に転身。
  • 小林武史氏の指導の下、ニューヨークでのレコーディングに同行しながらもマネージャーの道を選ぶ。
  • Mr.Childrenのメンバーからの信頼を得るために奮闘し、徐々に認められるようになる。

Mr.Childrenマネージャーとしての重圧と喜び

  • Mr.Childrenのマネージャーとして、多くのプロジェクトを成功させる。特に「四次元 Four Dimensions」シングルの100万枚売上達成や、ドラマ『14才の母』の主題歌「しるし」のヒットが印象的。
  • メンバーとの関係を築きながら、マネージメントの極意を学び続ける。

“サッカーの上手いやつ”として現れたナオト・インティライミ

  • サッカーを通じてナオト・インティライミと出会い、彼のアーティスト活動をサポートすることを決意。
  • 桜井和寿氏の提案でナオトをMr.Childrenのツアーに参加させることになり、ナオトのアーティスト活動を本格化させる。

自分で全責任を負って何かをやれる環境作り〜株式会社エンジン設立

  • Mr.Childrenやナオト・インティライミと共に、独立して株式会社エンジンを設立。小林武史氏との円満な関係を維持しながら、新たな挑戦を始める。
  • 「円陣」「縁人」「エンジン」の3つの意味を込めた社名で、会社の理念を表現。

一日でも長くアーティスト活動を続けられるように寄り添っていく

  • Mr.Childrenやナオト・インティライミの活動を長く続けられるよう、日々のマネージメントに力を注ぐ。
  • 小林氏から学んだ「緩急をつける」というマネージメントの極意を実践し、アーティストのサポートを続ける。

週刊文春の記事から見えてくる印象と、音楽系メディアから見えてくる印象がずいぶん違うなと感じましたね。

ただ、Mr.Childrenという国民的アーティストを背負っている人物が、彼らの信頼を裏切る行為に手を染めるはずはないと思うんですけどね。

まとめ

裏金問題に揺れる株式会社エンジンの社長谷口和弘氏についてまとめてみました。

新曲が発表されて、話題になった最中のこの事件の発覚。

1日も早くファンを安心させるミスチルメンバーからの発表がほしいですね。

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