Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のMVが公開直後から批判殺到のお祭り状態。
結局あえなく公開停止となってしまいました。
この記事では差別的と批判を受けている理由や、炎上の時系列などを網羅的に紹介します。
目次
ミセスの新曲「コロンブス」MVに批判が殺到した騒動の流れ
コロンブスMV騒動(時系列まとめ)
- 6月12日
- ロックバンド『Mrs. GREEN APPLE』の新曲「コロンブス」のMVがYouTube上に公開
- MVではメンバーがクリストファー・コロンブス、ナポレオン、ベートーヴェンに扮し、猿の着ぐるみを着た演者にピアノを教えたり、人力車を引かせるシーンが描かれる
- 6月12日 – 6月13日
- SNS上で「コロンブス」MVの内容について批判が殺到。「世界にこんな形で見つかってほしくない」「誰か止められなかったのか」などのコメントがYouTubeに約1万件投稿される
- 6月13日13時時点で、YouTube動画は公開停止となる
- 6月13日
- 所属会社のユニバーサルミュージック合同会社が「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました」と謝罪文を発表
- 同日、ボーカルの大森元貴(27)が公式サイトを通じて「ご指摘を真摯に受け止め猛省しております」と謝罪し、制作経緯を説明
- 大森元貴の説明
- 「年代別の歴史上の人物」「類人猿」「ホームパーティー」「楽しげなMV」というキーワードを初期構想として提案
- 差別的な表現に見える恐れがあると懸念しながらも、年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージを描く
- 意図とは異なる伝わり方をする可能性を認識しつつ、特殊メイクや衣装、演じ方のフォロー、監修を行うも、結果的に不快な思いをさせたことを謝罪
- 謝罪内容
- 差別的な内容や悲惨な歴史を肯定する意図はなく、「コロンブスの卵」というキーワードから制作に取り掛かった
- リスクへの配慮が不足していたことを認め、真摯に反省
- 以後、このような事態が再発しないよう、細心の注意を払い、表現に対して誠実に取り組むと約束
Mrs.GREEN APPLEの新曲『コロンブス』のMVはどこが差別的?炎上理由を紹介
どこが差別的なのか紹介していきます。
植民地主義や奴隷制を肯定しているような数々の風刺
コロンブスという曲名
コロンブスは日本人からするとアメリカ大陸を発見した探検家……
ですが近年は、奴隷商人や先住民の生活を脅かした侵略者といった側面も紹介されるようになっています。
奴隷商人の名前を歌のタイトルにつけるなんて、と批判的になる人が出てくるのもわかる気がしますよね。
ただし、探検家として歴史になお残す大発見をしたコロンブスにちなんだタイトルで、悪意など微塵もなかったことは誰の目にも明らかです。
猿が奴隷を想起させる
この猿が類人猿のことらしいのですが伝わりづらくて、先住民や奴隷のように見えると批判の的になってしまいました。
猿にピアノを教えている
猿(先住民)にピアノを教える様子は、馬鹿にしているようにみえ、これもまた批判の対象になってしまいました。
猿に人力車を引かせている
猿が辛そうに人力車を引いている様子があります。
猿が先住民に見えたことから、奴隷に人力車を引かせる様子には抵抗感がありそうですよね。
コカコーラのCMにタイアップされたので世界中の人が観る可能性がある
これだけ歴史的な背景を鑑みることなく作られたMVが公開されると、日本に対して世界から批判が殺到するおそれがありますよね。
この点を危惧した人も多かったため、早期に炎上してしまいました。
実際先住民を祖先に持つ方や、過去に奴隷だった祖先を持つ人がこのMVを見て楽しい気持ちで笑えるのかっていうところですよね。
Mrs.GREEN APPLEのコロンブスMVどこで観れる?
さすがに公式が公開停止しているものを貼り付けるのはまずいのですが、見たい人はいるかもしれないのでリンクだけ貼っておきます。
Mrs.GREEN APPLEのコロンブスMVどこが差別?炎上理由を解説|まとめ
- Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のMVは、メンバーが歴史上の人物に扮し、猿の着ぐるみを着た演者が登場するシーンが含まれていた
- MV公開直後からSNS上で「差別的」と批判が殺到し、YouTubeに約1万件のコメントが寄せられた
- 所属会社のユニバーサルミュージックは「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」としてMVを公開停止し、謝罪文を発表
- ボーカルの大森元貴も公式サイトを通じて謝罪し、MVの制作経緯や意図を説明した
- MVの中で猿にピアノを教えるシーンや人力車を引かせるシーンが、奴隷制や先住民を想起させると批判された
- コロンブスという曲名自体が、近年の植民地主義や奴隷制に関する批判の対象となった
- コカコーラのCMにタイアップされる予定だったため、世界中の視聴者に対する影響を懸念する声が多かった